IRCをするにはサーバーとクライアントが必要です。
サーバーはいわゆるホストです。誰かが立ててくれているのでそれが何なのかは気にしなくてもいいです。
クライアントというのはいわゆるユーザーです。実際のところはこれがIRCをするソフトウェアです。
IRCをするには手順として、
- クライアント(ソフト)を入手・インストール
- サーバーにつなぐ
- チャンネルに入る
- チャットをする
というプロセスを踏みます。
最初のはまあ1度やれば済むことですね。
肝心なことはただひとつ、
サーバーのアドレスを合わせろ
これだけはわかってください。
基本的に、一緒に参加しようとする人たちが同じサーバーを選択します。
と書きました。
あらかじめ誰かがIRCをしていれば、何も考えずに
その人と同じサーバーに接続するだけです。
ただ、複数のIRCに同時に参加しようとすると、双方のサーバーが違ってることはザラにあります。
これはソフトウェア側で解決(マルチサーバー対応を謳っているものを使う、2つ起動する、など)します。
ややわかりにくいのは、
名前が違っていても平気で同じところにつながってチャットができる場合がある、ということです。
特に大手となるIRCサーバーは負荷対策で分散しています。
有名なところでは
IRCNet系列です。
具体的には、
- irc.huie.hokudai.ac.jp
- irc.tokyo.wide.ad.jp
irc.kyoto.wide.ad.jp irc.media.kyoto-u.ac.jp
- irc.fujisawa.wide.ad.jp
- irc.nara.wide.ad.jp
- irc6.kyoto.wide.ad.jp (IPv6)
この5つは相互に接続されているので
どれを選んでも同じ空間でチャットが可能です。
また、この5つは日本にあるものをピックアップしただけで、海外にもっとたくさん相互接続されたサーバーが存在します。
なので、たとえ
サーバーとして irc.kyoto.wide.ad.jp を指定されたとしても、
東京のほうが近そうだからと irc.tokyo.wide.ad.jp に接続して何も問題ありません。
ただ、具体的に
どことどこがつながっていて、どこがつながっていないのか、という情報は最初はわからないと思うので、
同じところにつなぐのが無難です。
ネットワーク分散でサーバーが違ってても話せる場合がある、ということをわかってください。
なお、つながっているはずのサーバー群なのに、何かのトラブルで相互の接続が切れてしまった、ということがたまに起こります。
こういうときは、やっぱり同じところにつないでいるほうが確実ですね(^^;
IRCをするにあたって、
サーバー名が省略されていたらまず上記のIRCNet系列です。5つの中から適当に選べばいいと思います。
「まず」というのは、単に規模が大きいからであって、実は暗黙の了解でXXサーバだった、などということも十分あり得ます。
有名どころをいくつか。
IRCNet系列
- irc.huie.hokudai.ac.jp
- irc.tokyo.wide.ad.jp
irc.kyoto.wide.ad.jp irc.media.kyoto-u.ac.jp
- irc.fujisawa.wide.ad.jp
- irc.nara.wide.ad.jp
- irc6.kyoto.wide.ad.jp (IPv6)
Friend Chat IRC
- irc.friend.td.nu
- irc.finder.co.jp
- irc.anime-land.jp
- irc.toybox.ne.jp
- irc.tri6.net
- irc.xenn.com
- irc.saiin.net
- irc.mutuki.com
JP-Chat
他にもいろいろあります。
そして大手どころか、個人が立てている場合もあります。
個人でも結構簡単にIRCサーバになれるんです。
この系列が違うところに接続してしまうと申し合わせている他の人とチャットができません。つまり、
みんながFriend Chat IRC系列につないでいるのに、うっかりIRCNet系列につないでしまったら、会うことができなくなります。注意しましょう。
IRCクライアントは、非常にたくさんあります。
いろいろ試して自分にあったものを見つけるのが良いでしょう。
ユーザーが多いと思われるのは、
Chocoa、
LimeChat、
WoolChat、
MuriChatあたりでしょうか。海外では、
mIRCというのもあります。
これらは主にWindows用のものですが、大抵の機種にIRCクライアントは存在します。かつてはDreamcastのDreamPassport3なんかでも入っていましたね…(古
一番ユーザーが多いと思われるのは、
Chocoa です。
特にMacintoshのユーザーは選択肢が少ないので、Mac版が存在するのは大きいですね。
最近の一番人気は
LimeChat です。見た目は
Chocoaに似せてありますが、中身は物凄く多機能で便利になっています。開発が止まってないというのも利点ですね(^^;
筆者としては
WoolChatをオススメしたいところです。LimeChatなどでも小さくできないことはないですが、WoolChatは基本的に小さいウィンドウなので、何かをしながらIRCをする、というのに適しています。LimeChatはIRCをメインでするのには良いのですが…。(本当言うとMuriChatが一番小さいが、ややわかりづらいのです)
ここでも
WoolChatを解説していきますが、とても重要なポイントが。
WoolChatは作者の都合で開発が終了している上に、
セキュリティホールがあると明言されています。具体的に何がセキュリティホールなのかがわからないのが何ともかんとも、、、ですが、気にしないで使っています。ここを
気にする人は使わないで下さい。当然のことですが、at your own risk(だっけ?)というやつで。
そんなわけでLimeChatが無難です。でも、後回し(ぉぃ