特設

IRC説明ページ

  1. 概要
  2. サーバとクライアント
  3. サーバーとは
  4. サーバーその2
  5. その他のサーバー
  6. チャンネルについて
  7. コマンドとオペレーター
  8. IRCクライアント

  9. WoolChatの使い方
最終更新:2004年04月18日

概要

IRCはインターネット・リレー・チャットの略です。
この際定義はどうでもいいです。
要はチャットをするためのソフトです。

ただ、「IRC」というのは規格なので、IRCをするためのツールってのは1つじゃなくていろいろあるんだよ、ってことだけ。


サーバとクライアント

IRCをするにはサーバーとクライアントが必要です。

サーバーはいわゆるホストです。誰かが立ててくれているのでそれが何なのかは気にしなくてもいいです。
クライアントというのはいわゆるユーザーです。実際のところはこれがIRCをするソフトウェアです。

IRCをするには手順として、
  1. クライアント(ソフト)を入手・インストール
  2. サーバーにつなぐ
  3. チャンネルに入る
  4. チャットをする
というプロセスを踏みます。
最初のはまあ1度やれば済むことですね。

肝心なことはただひとつ、

サーバーのアドレスを合わせろ
これだけはわかってください。



サーバーとは

基本的に、一緒に参加しようとする人たちが同じサーバーを選択します。

そう、サーバーにはいろいろあるんです。

様々な団体がサーバーを提供してくれているのです。

なので誰かがサーバーをどこにするか決めたら、その人と同じところに接続しなくてはなりません。
どこどこに繋ぐよ、という情報は明示されるべきです。
(たまに省略されますが)

たとえば、サーバー名として、

irc.tokyo.wide.ad.jp 」に繋ぐよ

などと指定されます。ホームページを見る時のアドレスと同じです。http://とかがついてないだけです。

irc.tokyo.wide.ad.jp:6667

というように後にコロンと、ポートと呼ばれる数字がつくこともあります。本質的にはこちらが正しいです。
しかし、サーバー名を入力する際にコロン+ポート付きで指定するか、とりあえずアドレスだけ書いて別項目でポートを6667と指定するかは利用するクライアントソフト次第です。
6667というのは標準的な数字です。サーバーによって違いますが、基本的には6667でしょう。6660〜6667のどれでもいい、なんていうサーバーもあります。

参加者同士で数字が違っても同じ場所につながるので大丈夫です。



サーバーその2

基本的に、一緒に参加しようとする人たちが同じサーバーを選択します。
と書きました。

あらかじめ誰かがIRCをしていれば、何も考えずにその人と同じサーバーに接続するだけです。

ただ、複数のIRCに同時に参加しようとすると、双方のサーバーが違ってることはザラにあります。

これはソフトウェア側で解決(マルチサーバー対応を謳っているものを使う、2つ起動する、など)します。


ややわかりにくいのは、名前が違っていても平気で同じところにつながってチャットができる場合がある、ということです。

特に大手となるIRCサーバーは負荷対策で分散しています。

有名なところではIRCNet系列です。

具体的には、 この5つは相互に接続されているのでどれを選んでも同じ空間でチャットが可能です。
また、この5つは日本にあるものをピックアップしただけで、海外にもっとたくさん相互接続されたサーバーが存在します。

なので、たとえサーバーとして irc.kyoto.wide.ad.jp を指定されたとしても、
東京のほうが近そうだからと irc.tokyo.wide.ad.jp に接続して何も問題ありません


ただ、具体的にどことどこがつながっていて、どこがつながっていないのか、という情報は最初はわからないと思うので、同じところにつなぐのが無難です

ネットワーク分散でサーバーが違ってても話せる場合がある、ということをわかってください。


なお、つながっているはずのサーバー群なのに、何かのトラブルで相互の接続が切れてしまった、ということがたまに起こります。
こういうときは、やっぱり同じところにつないでいるほうが確実ですね(^^;



その他のサーバー

IRCをするにあたって、サーバー名が省略されていたらまず上記のIRCNet系列です。5つの中から適当に選べばいいと思います。

「まず」というのは、単に規模が大きいからであって、実は暗黙の了解でXXサーバだった、などということも十分あり得ます。

有名どころをいくつか。

IRCNet系列 Friend Chat IRC JP-Chat
他にもいろいろあります。

そして大手どころか、個人が立てている場合もあります。
個人でも結構簡単にIRCサーバになれるんです。

この系列が違うところに接続してしまうと申し合わせている他の人とチャットができません。つまり、みんながFriend Chat IRC系列につないでいるのに、うっかりIRCNet系列につないでしまったら、会うことができなくなります。注意しましょう。


チャンネルについて

サーバーが決まりクライアント(後述)で接続したら、次はチャンネル名を指定して部屋に入室することになります。

チャンネル名は基本的に何でもアリです。

既にそのチャンネル名の部屋が存在すればそこに入室、なければ新たに作成するということになります。
また、誰も居なくなれば部屋は自動的に消滅します。

これもやっぱり、誰かが指定するので、同じところを指定するだけです。

注意してほしいのは、完全に同じ綴りじゃないと違う部屋になってしまうということです。

特に注意してほしいのは、チャンネル名は # (シャープ)で始まる、ということです。
この # は半角で、間違って全角で # にしてしまうとつながりません。(親切でつないでくれるソフトもあるかもしれませんが)

ちなみに # は Shiftキーを押しながら数字(テンキーじゃないほう)の「3」です。

全角と半角が違うとダメなので、チャンネル名を人に教えるするときはそこらへんをはっきりさせておきましょう。

具体的には、「 #えむふぁし 」などと指定されます。

新しい部屋を作る際の注意としては、なるべく存在してなさそうなチャンネル名を考えることです。同じ名前の部屋が既に別の集団によって作られている可能性を考えてください

もちろん適当な部屋名を入れて人が居たらそこの人とチャットするんだ、という向きはそれでいいですが、プライベートなチャット空間として利用している場合もあります。

誰も居ないと思って入ったら知らない人が居た、なんてことになるわけです。早いもの勝ちですので、喧嘩などしないように、別のチャンネル名を考えましょう。
(しかも部屋名が英単語だったりすると、そこに居るのは外人の可能性も高いです

ちなみに、ありきたりすぎるチャンネル名には人がたくさん集まってます。知らない人との会話を楽しむだけならこれもOKですな。

たまに、チャンネル名が % で始まっていたり、最後に :.jp などとつけられているチャンネル名があります。これは海外からの接続者を拒否する設定ですが、最近は国内ユーザーでも .jp じゃないから入れない、という人が出てくることになるので、使わないほうが無難です。



コマンドとオペレーター

IRCでチャンネル(部屋)を作ると、部屋の設定をすることができます。
たとえば人数を制限したり、パスワードを入力しないと入れないようにしたり。
あるいは公開チャンネルリストに載せるか載せないかの設定、
そしてトピック(タイトル・テーマ)の設定などです。

これらの設定は通常チャンネルオペレータ(OP、なると)だけが変更可能です。
チャンネルオペレータになるのは基本的には一番最初に部屋に入った人、つまり部屋を作った人です。

この人が途中で抜けると以降設定が変更できなくなるので、これを防ぐためにオペレータ権限を譲渡できます。

なんとなく偉そうなのはイヤ、ということで全員に譲渡したりする場合もありますが、これを初対面の人にやると危険です。

オペレータは特定のユーザーをキック(強制退出)、バン(入室禁止)することができるので、うっかり無法者にオペレータを渡すと追い出されてチャンネルをのっとられます(笑)

コマンドの詳細は省略します。最近はほとんどのコマンドがメニュー操作で実行できるでしょう。


コマンドは、 / (半角スラッシュ)で始まる、ということだけ覚えていて下さい。

なので / (半角スラッシュ)で始まる文章を入力すると、エラーになります。そんなコマンドはありません、と。
全角で入力するか、前にスペースなどを入れましょう。


コマンド例

「/join チャンネル名」 チャンネルに入る
「/who チャンネル名」 参加者一覧を見る
「/whois ユーザー名」 ユーザー情報を見る
「/kick チャンネル名 ユーザー名」 キックする
「/mode オプション チャンネル名」 各種設定をする
「/topic トピック」 トピックを設定する



IRCクライアント

IRCクライアントは、非常にたくさんあります。
いろいろ試して自分にあったものを見つけるのが良いでしょう。

ユーザーが多いと思われるのは、ChocoaLimeChatWoolChatMuriChatあたりでしょうか。海外では、mIRCというのもあります。
これらは主にWindows用のものですが、大抵の機種にIRCクライアントは存在します。かつてはDreamcastのDreamPassport3なんかでも入っていましたね…(古

一番ユーザーが多いと思われるのは、Chocoa です。
特にMacintoshのユーザーは選択肢が少ないので、Mac版が存在するのは大きいですね。

最近の一番人気は LimeChat です。見た目はChocoaに似せてありますが、中身は物凄く多機能で便利になっています。開発が止まってないというのも利点ですね(^^;

筆者としてはWoolChatをオススメしたいところです。LimeChatなどでも小さくできないことはないですが、WoolChatは基本的に小さいウィンドウなので、何かをしながらIRCをする、というのに適しています。LimeChatはIRCをメインでするのには良いのですが…。(本当言うとMuriChatが一番小さいが、ややわかりづらいのです)

ここでもWoolChatを解説していきますが、とても重要なポイントが。WoolChatは作者の都合で開発が終了している上に、セキュリティホールがあると明言されています。具体的に何がセキュリティホールなのかがわからないのが何ともかんとも、、、ですが、気にしないで使っています。ここを気にする人は使わないで下さい。当然のことですが、at your own risk(だっけ?)というやつで。

そんなわけでLimeChatが無難です。でも、後回し(ぉぃ



written by MFS/MFaShi 2002/10/17
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